姥湯温泉について
ABOUT
後奈良天皇時代天文二年(一五三三)大字大沢の遠藤大内蔵が発見して開湯、のちに桝形屋を開業し、現在の当主は一七代目になります。
鉱山師だった初代が鉱脈を求めて山々を渡り歩いているとたまたまこの地へやって来た。
すると露天風呂に髪の長い女性が湯浴みしているではないか。
こんな山奥で女が湯浴みとはと驚き、おそるおそる近づけば、なんと、赤ん坊を抱いた恐ろしい形相の山姥であった。
思わず逃げ腰になると、山姥はそんな因果な山師などやめて、この湯の湯守にならんかいと云い残し、赤ん坊もろとも山姥の姿はどこかえ消えてしまったという。
それ以来、この湯を姥湯と名づけ、現在に至ると言い伝えられております。
米沢吾妻山温泉、顕者三、曰滑泉、曰五色泉、曰雲婆泉。
雲婆泉最幽邃、其勝最奇。然寒甚、唯六七月之交、可得造。
且登且行五十里、険不可言。
余病脚、久恨空聞。候聞之、遣保子廉往状其境。
子廉跋渉四五日而還。其記曰
【通釈】
米沢の吾妻山温泉に、著名な湯が三つあり、滑川温泉といい、五色温泉といい、姥湯温泉という。
中でも姥湯温泉は最も山が深く静かで、その風景は最もすぐれている。しかし、寒さが非常に厳しくて、ただ六、七月の頃にだけ、寄りつくことができる。五十里も登りつつ進んで行くのだが、言いようもない険しさである。
私は、足痛持ちであって、残念なことではあるが、もう長い間、姥湯温泉のことはただ話しに聞くだけであった。
お殿様が私のこの体たらくをお聞き及びになって、神保子廉を姥湯温泉に派遣し、その様子を記録するようになされた。子廉は、四日も五日もかけて、山を歩き川を渡って、やっと帰ってきたのであった。その記録にいう
お宿 | 木造2階建 客室:13室(全室ウォッシュレット付トイレ) 定員:48名 |
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泉質 | 単純酸性硫黄泉 51℃(源泉温度) |
露天風呂 |
混浴1箇所/女性専用1箇所
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内風呂 |
男性用/女性用 各1箇所
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立寄り湯 |
受付時間:9時30分~15時30分
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交通 |
【電車をご利用の場合】
【お車をご利用の場合】
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その他ご利用案内 |
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山形のお土産品を取り揃えております
姥湯「湯華」
姥湯の源泉より採取した湯の花です。
湯の花は、樋の中に編んだ藁を入れ、そこにお湯を通して10日に1回採取します。乳白色のヨーグルト状のものを乾燥させ、袋詰めにして販売しております。
【料金】200グラム:1000円(税込) 100グラム:580円(税込)
姥湯温泉せっけん「うばゆ」
姥湯源泉(酸性緑ばん硫化水素泉)を石鹸素地にブレンドし、素手で材料が肌になじむまで練上げ、ハーブオイルで気を整えます。さらに天然蜂蜜を加え保湿効果を高め、天日干しで作った天然素材の石鹸です。優しい使い心地、使用後の清々しさを感じて下さい。 【料金】:650円(税込)
仙境姥湯「特別本醸造」
米どころ米沢の新藤酒造が、吾妻山系の清冽な水を用いて蔵人が丹念に醸し出した手造りの逸品です。芳醇な香り高いこの清酒を心ゆくまでお楽しみください。
【料金】:2160円(税込)
*その他各種お土産品を取り揃えております。
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メールアドレス:masugata@mopera.net
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